広告とは情報を伝えることであると思っていますが、出したい情報を出すのか、受けてが知りたい情報を出すのか、それによって現在のWeb動画広告の広がりは大きく変わります。
もともと私がやってきたテレビという仕事はマスを相手に、見る人が楽しめるもの、有用であるものを出す、というジャンルのものです。
ですから、本来の私の仕事では、広告というクライアントの売りたいもの、出したいものを前面に押し出すという映像づくりはしません。
それがWeb上では話が違っているなと感じています。
家に配られるチラシと同じく、広告って不要、要らない、邪魔、そういう先入観というか、実際に邪魔であることも多々あり、自然と避けて通ったりするものですが、それは出したい情報を個人の場所などに放り込まれても…ということだからではないかと。
そんなこんなで、最近ではWebでのPR動画の案件が増えていたりします。
テレビの要素を少しだけ入れて、もともと報道系、ドキュメンタリー系の出身ですので過剰に演出することもなければ、嘘をつくこともなく、というまま情報をライトに伝える、その結果をリアルタイムで確認しつつターゲットを修正したりという日々。
これが最近すごく楽しくなってきています。